会社共有アドレスと個人アドレスを Outlook on the web で利用する方法を紹介

ページに広告が含まれる場合があります。

 

アオウルサポート事務局です。

会社共有アドレスと個人アドレスを Outlook on the web でご利用されたい場合、共有メールボックスをご利用いただくことで可能です。また、ライセンスの切り替えも可能ですので、合わせてご紹介いたします。

<目次>
1. 新規で会社共有アカウントアカウントを作成する
2. 会社共有アカウントを共有メールボックスに変換する
3. 共有メールボックスからライセンスを取り外す
4. 新規ユーザーアカウントにライセンスを割り当てる
5. 共有メールボックスのアクセス権をユーザーアカウントに割り当てる
*会社共有メールアドレスをライセンス登録されていた場合です。

<補足>
1. ブラウザーのキャッシュをクリアする
2. Outlook on the web の左ペインに共有メールボックスを追加する
3. 共有メールボックスから管理者権限を外す
4. 共有メールボックスのパスワードをリセットする

————————————————
◇ 1. 新規ユーザーアカウントを作成する
————————————————
以下の公開情報を参考にアカウントの作成します。

タイトル : ユーザーを追加して同時にライセンスを割り当てる
<公開情報> URL :https://docs.microsoft.com/ja-jp/microsoft-365/admin/add-users/add-users
※ この時点では割り当てられるライセンスはございません。そのため [製品ライセンスなしでユーザーを作成する (推奨されません)] を選択。
※ 今後は、新規ユーザーアカウントが管理者になりますので、[オプションの設定] では [管理センターに対するアクセス許可] – [グローバル管理者] の権限をつけます。
参照:Microsoft ドキュメント

————————————————
◇ 2. 会社共有アカウントを共有メールボックスに変換する
————————————————
以下の手順にて会社共有アカウントを共有メールボックスに変換します。
変換することでこれまでのメールデータを引き継いだ状態で利用用途に適したメールボックスに変換することが可能。

<手順>
1. 管理者アカウントにて、Exchange 管理センター(https://admin.exchange.microsoft.com)へサインインします。
2. 左メニューより [受信者] – [メールボックス] をクリックします。
3. 対象のアカウント表示名をクリックします。
4. [その他の処理] – [共有メールボックスに変換する] – [確認] をクリックします。

タイトル : ユーザー メールボックスを共有メールボックスに変換する
<公開情報>URL :https://docs.microsoft.com/ja-jp/microsoft-365/admin/email/convert-user-mailbox-to-shared-mailbox
参照:Microsoft ドキュメント

————————————————
◇ 3. 共有メールボックスからライセンスを取り外す
————————————————
新規ユーザーアカウントにライセンスを割り当てるには、一度共有メールボックスからライセンスを外す必要があります。
以下の手順にてライセンスを外します。

<手順>
1. 管理者権限があるユーザーにて Microsoft 365 管理センター (https://admin.microsoft.com) を開きます。
2. [ユーザー] – [アクティブなユーザー] にて、共有メールボックスの表示名をクリックします。
3. [ライセンスとアプリ] にてライセンスのチェック ボックスをオフにします。
4. [変更の保存] をクリックします。
※ 共有メールボックスの場合、ライセンスのない状態で 50 GB のメールボックスをご利用可能です。
※ 共有メールボックスを利用するにはアクセスするアカウントに Exchange Online
のライセンスが割り当てられている必要がございますが、次の手順にてアクセスするユーザーにライセンスを割り当てます。

————————————————
◇ 4. 新規個人アカウントにライセンスを割り当てる
————————————————
新規ユーザーアカウントにてメール機能を利用するには、ライセンスの割り当てます。
なお、ライセンスの割り当て後、Outlook on the web をご利用いただくには時間がかかる場合があります。

<手順>
1. 管理者権限があるユーザーにて Microsoft 365 管理センター (https://admin.microsoft.com) を開きます。
2. [ユーザー] – [アクティブなユーザー] にて、新規ユーザーアカウントの表示名をクリックします。
3. [ライセンスとアプリ] にてライセンスのチェック ボックスをオンにします。
4. [変更の保存] をクリックします。

————————————————
◇ 5. 共有メールボックスのフルアクセス権をユーザーアカウントに割り当てる
————————————————
共有メールボックスをユーザーの Outlook on the web に表示させるには、アクセス権の割り当てます。
なお、[◇ 2.] [◇ 4.] の実施後すぐに設定できない場合があります。
その際は最大24時間お待ちいただき、設定可能か改めて確認します。

<手順>
1. 管理者アカウントにて、Exchange 管理センター (https://admin.exchange.microsoft.com) へサインインします。
2. 左メニューより [受信者] – [メールボックス] をクリックします。
3. 対象のメールボックスをクリックします。
4. [メールボックス アクセス許可] 項目の [メールボックスの委任の管理] リンクをクリックします。
5. [読み取りと管理] の [編集] をクリックします。
6. [+ アクセス許可を追加] をクリックします。
7. フル アクセス権を割り当てたいユーザーを検索し、検索候補をクリックします。
8. [保存] をクリックします。
9. 同様に、[メールボックス所有者と…] の [編集] をクリックし、[+ アクセス許可を追加] よりユーザーを追加します。
10. [保存] をクリックします。

□ 補足 1 : ブラウザーのキャッシュをクリアする
– – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – –
今後新規ユーザーアカウントをご利用するにあたり、サインイン情報の競合を防ぐため、一度ブラウザーのキャッシュクリアをします。 手順につきましてご不明な場合は、以下の公開情報をご参照ください。

<参考情報>
Title : [2018/08/15 更新] Outlook on the Web または Office 365
ポータルにサインイン出来ない場合の最初の確認項目
URL :https://answers.microsoft.com/thread/27752d2d-1337-48b5-a92b-2cb9c8911eab
※ [5. シンプルなブラウザ構成での動作確認] をご参照ください。
参照:Microsoft コミュニティ

□ 補足 2 : Outlook on the web の左ペインに共有メールボックスを追加する
– – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – –
Outlook on the web の左ペインに共有メールボックスを表示する場合、以下の手順にて追加が可能です。

<手順>
1. 新規ユーザーアカウントにて Outlook on the web (https://outlook.office.com) にアクセスします。
2. [フォルダー] を右クリックし、[共有フォルダーの追加] をクリックします。
3. 共有メールボックスの名前またはメール アドレスを入力します。
4. 連絡先候補を選択し、[追加] をクリックします。
5. 左ペインに追加されたことを確認します。

□ 補足 3 : 共有メールボックスから管理者権限を外す
– – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – –
会社共有アドレスを共有メールボックスに変換した場合も、管理者権限、ライセンス、パスワードなどはこれまでの設定を引き継ぎます。
しかしながら、共有メールボックスの ID/パスワードで直接サインインし、サービスをご利用いただくことはライセンス違反となります。
そのため、以下に案内いたします手順にて、管理者権限の取り外しと、パスワードのリセットを実施。

<手順> 1. 新規ユーザーアカウントにて Microsoft 365 管理センター
(https://admin.microsoft.com) を開きます。
2. [ユーザー] – [アクティブなユーザー] にて、共有メールボックスの表示名をクリックします。
3. [役割の管理] をクリックし、[ユーザー (管理センターに対するアクセス許可なし)] を選択し、[変更の保存] をクリックします。

□ 補足 4 : 共有メールボックスのパスワードをリセットする
– – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – –
1. 新規ユーザーアカウントにて Microsoft 365 管理センター
(https://admin.microsoft.com) を開きます。
2. [ユーザー] – [アクティブなユーザー]
にて、共有メールボックスの表示名にマウスカーソルを合わせ、表示名右横の鍵のマークをクリックします。
3. [パスワードのリセット] 画面が表示しますので、[パスワードを自動作成する] にチェックをつけ、[パスワードのリセット] をクリックします。
※ 今後共有メールボックスのパスワードでサインインすることはないため、自動作成パスワードのメモは必要ありません。

最近の記事
おすすめ記事
人気の記事
  1. 知っておきたい!Google検索のスパムをなくす裏ワザ「&udm=14」

  2. Windows 11の「タスク マネージャー」が、さらに使いやすくなりました!

  3. Google Chatのホーム画面を分割してチャットペインを表示する方法

  4. タスク管理アプリはもういらない!?Googleカレンダーでタスクも一括管理する方法

  5. 紙の資料も Chrome で楽々デジタル化!

  1. Googleドキュメントの電子署名機能

  2. バックオフィス業務のクラウド化をすすめる理由

  3. Microsoft Outlookがフリーズする現象について

  4. Let’s noteでスクリーンショットを撮る方法

  5. マウスでスクロールしようとした時にパソコンの起動が遅い

  1. Windows 11 24H2でLinuxベースのNAS(Network Attached Storage)にアクセスできない場合

  2. Outlookの署名を別PCのOutlookに移行する

  3. Excelが開かない。更新プログラムの「KB4461627」を削除

  4. Googleドキュメントの電子署名機能

  5. Microsoft Edgeプロファイルを削除する方法

カテゴリー

関連記事