GA4セグメント作成の完全ガイド:ステップバイステップでユーザー分析をレベルアップ

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GA4(Google Analytics 4)のセグメントは、ウェブサイトの利用状況を詳細に分析するための強力なツールです。特定の条件でユーザーグループを抽出することで、全体的なデータだけでは見えにくいユーザー行動の傾向を把握し、効果的なマーケティング施策の立案に役立てることができます。

この記事では、GA4セグメントの作成方法をステップバイステップで解説します。初心者の方でも理解できるように、画面キャプチャ付きで丁寧に説明します。

GA4のセグメントとは?

GA4のセグメントとは、特定の条件でユーザー行動データを絞り込む機能のことです。

GA4には、大きく分けて「レポート」と「探索」という機能があります。従来のGoogle Analytics(UA)では、主に「レポート」機能でセグメントを利用していましたが、GA4では「探索」機能でのみセグメントを利用できます。

GA4でセグメントを利用するメリット

GA4でセグメントを利用することによって、以下のようなメリットがあります。

  • 特定の条件に合致するユーザーグループ(セグメント)を抽出して分析することで、全体的なデータだけでは見えにくいユーザー行動の傾向を把握することができます。
  • たとえば、「過去30日間に商品を購入したユーザー」や「特定の商品ページを閲覧したユーザー」など、特定の行動をとったユーザーに絞って分析することができます。
  • 複数のセグメントを比較することで、ユーザーグループ間の行動の違いを把握することができます。
  • セグメントを比較・分析することで、効果的なマーケティング施策の立案に役立てることができます。

セグメント作成の準備

まず、GA4にログインし、「探索」レポートを開きます。

任意の探索レポートを開き、画面左側にある「セグメント」の横にある「+」ボタンをクリックします。

セグメントの作成手順

  1. セグメント名を入力: セグメント作成画面が表示されたら、まずセグメント名を入力します。後でセグメントを管理しやすくするため、分かりやすい名前を付けましょう。(例: 30日以内に商品を購入したユーザー)

  2. 条件を設定: セグメントの核となる条件を設定します。ここでは、様々なディメンション(ユーザー属性や行動)と指標(数値データ)を組み合わせて、抽出したいユーザーグループを定義します。

    • ディメンション:

      • ユーザー属性(年齢、性別、地域など)
      • ユーザー行動(ページ閲覧、商品購入、動画視聴など)
      • トラフィックソース(流入元、キャンペーンなど)
      • デバイス(PC、スマートフォン、タブレットなど)
    • 指標:

      • ページビュー数
      • セッション数
      • コンバージョン数
      • 収益

    条件の設定は、複数の条件を組み合わせたり、AND/OR条件で絞り込んだりすることが可能です。

  3. 条件を追加: 複数の条件を組み合わせる場合は、「条件を追加」をクリックします。

    AND条件(すべての条件を満たすユーザー) OR条件(いずれかの条件を満たすユーザー)

    を適切に選択し、必要な条件を追加しましょう。

  4. 除外条件を設定(オプション): 特定の条件に合致するユーザーを除外したい場合は、「除外するグループを追加」をクリックします。

    例えば、「特定の商品を購入したユーザー」の中から「返品したユーザー」を除外することができます。

  5. セグメントをプレビュー: 設定した条件に基づいて、抽出されるユーザー数がプレビュー表示されます。

    条件が意図通りに設定されているか、プレビューで確認しましょう。

  6. セグメントを保存: 条件の設定が完了したら、画面右下にある「保存」ボタンをクリックします。

    これで、新しいセグメントが作成されました。

作成したセグメントを利用する

作成したセグメントは、探索レポートで利用することができます。セグメントを適用することで、特定のユーザーグループの行動を詳細に分析することができます。

セグメント作成のポイント

  • セグメントの目的を明確にする: どのような分析をしたいのか、セグメントを作成する目的を明確にしましょう。目的が明確であれば、適切な条件を設定しやすくなります。

  • 条件を適切に設定する: セグメントの目的に合わせて、適切な条件を設定しましょう。条件を組み合わせることで、より複雑なセグメントを作成することができます。

  • 複数のセグメントを比較する: 複数のセグメントを作成し、比較することで、ユーザーグループ間の行動の違いを把握することができます。

セグメントに関する注意点

  • セグメントはデータ探索でのみ利用可能: GA4のセグメントは、データ探索でのみ利用可能です。レポート機能ではセグメントを利用できません。

  • セグメントの作成数に上限がある: GA4アカウントごとに作成できるセグメント数には上限があります。上限を超えてセグメントを作成したい場合は、既存のセグメントを削除する必要があります。

まとめ

GA4セグメントは、ウェブサイトの利用状況を詳細に分析するための非常に強力なツールです。この記事で解説した手順を参考に、セグメントを効果的に活用し、ユーザー行動の理解を深め、マーケティング施策の改善に役立ててください。

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