ウェブサイトのアクセス解析ツール「GA4(Google Analytics 4)」を見ていると、「セッション数」と「ユーザー数」という言葉が出てきます。「セッション数が多いのに、ユーザー数が少ないのはなぜ?」そんな疑問をお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか。今回は、この2つの言葉の違いと、よくある疑問について解説します。
「セッション数」と「ユーザー数」の違い
- セッション数:ウェブサイトへの訪問回数
- ユーザーがウェブサイトに訪れてから離れるまでの一連の流れを「1セッション」と数えます。
- 例えば、同じ人が1日に3回ウェブサイトを訪れた場合、セッション数は「3」となります。
- ユーザー数:ウェブサイトを訪れた人の数
- ウェブサイトを訪れた「人数」を表します。
- 上記の例で、同じ人が1日に3回ウェブサイトを訪れた場合でも、ユーザー数は「1」と数えます。
つまり、セッション数は「ウェブサイトへの訪問回数」、ユーザー数は「ウェブサイトを訪れた人数」ということです。
「セッション数が多いのに、ユーザー数が少ない」のはなぜ?
このような現象は、GA4の計測方法やユーザーの行動によって起こります。
- 同じ人が何度もウェブサイトを訪れている
- 例えば、毎日ウェブサイトをチェックするようなユーザーが多い場合、セッション数は増えますが、ユーザー数はそれほど増えません。
- スマートフォンとパソコンなど、複数の端末から同じ人がアクセスしている
- GA4が同一人物によるアクセスと判断できない場合、ユーザー数が多くカウントされないことがあります。
- GA4の計測方法
- 以前のGA(ユニバーサルアナリティクス)とGA4ではセッションの定義が違うためGA4の方がセッション数が少なくなる傾向があります。
GA4をもっと理解するために
GA4は、ウェブサイトの改善に役立つ様々なデータを提供してくれます。セッション数とユーザー数の違いを理解することで、より深くGA4を活用できるようになります。もしGA4についてもっと詳しく知りたい、あるいはGA4のデータを活用してウェブサイトを改善したいとお考えでしたら、お気軽にご相談ください。