エクセルで作業をしていると、複数のシートに散らばった表を1つにまとめたい時ってありますよね?例えば、毎月の売上データをシートごとに管理していて、年間の売上を一覧にしたい時など…。シートを行ったり来たりしてコピペを繰り返すのは面倒だし、ミスも起こりやすいですよね。
そこで今回は、そんな悩みを解決する魔法のようなテクニックをご紹介します! VBAなどの難しい操作は一切不要、誰でも簡単にできる方法です。
魔法の呪文「VSTACK関数」
Microsoft 365のExcelをお使いなら、「VSTACK関数」という魔法の呪文が使えます。
使い方はとっても簡単!
- まず、結合結果を表示したいシートのセルを選びます。
- そこに「=VSTACK(シート1!範囲, シート2!範囲, シート3!範囲, …)」と入力します。
- 「シート1!範囲」の部分には、各シートの表の範囲を指定します。(例:A1:C10)
- シート名にスペースや記号がある場合は、シート名をシングルクォーテーションで囲みます。(例:’シート 1′!A1:C10)
- Enterキーを押せば、あら不思議! 指定したシートの表が、縦にずらっと1つにまとまります。
まるで魔法みたいですよね!
VSTACK関数のすごいところは、元の表を更新すると、結合した表も自動的に更新されること! もうコピペの手間とはおさらばです。
もう一つの魔法「Power Query」
Excel 2010以降のバージョンをお使いなら、「Power Query」という機能も使えます。
こちらは、ちょっと手順が多いですが、VSTACK関数よりも多くのデータに対応できる強力な魔法です。
- 「データ」タブから「データの取得」→「ファイルから」→「ブックから」と進み、目的のExcelブックを開きます。
- 結合したいシートを選んで「データの変換」をクリック。
- 表示された画面で、結合したいシートを選んで「クエリの追加」→「クエリを新しいものとして追加」と進みます。
- 「3つ以上のテーブル」を選んで、結合するシートを指定します。
- あとは「閉じて読み込む」をクリックするだけ!
Power Queryは、データの並び替えや不要なデータの削除など、色々な加工ができるのも魅力です。
まとめ
複数のシートの表を結合する方法は、VSTACK関数とPower Queryの2つをご紹介しました。
どちらの方法も、VBAのような複雑な操作は必要ありません。
ぜひ、あなたに合った方法で、エクセル作業を効率化してくださいね!