「Webサイトの表をスプレッドシートにまとめたいけど、手作業でのコピー&ペーストは面倒…」 「株価や為替レート、ランキング情報を毎日自動で更新したい…」
そんなお悩みをお持ちのあなたに朗報です!GoogleスプレッドシートのIMPORTHTML
(インポートエイチティーエムエル)関数を使えば、Webサイトの表やリストをあっという間にスプレッドシートに取り込めます。もう、面倒な手作業から解放され、業務効率がグンとアップしますよ!
IMPORTHTML
関数って何?
IMPORTHTML
関数は、指定したWebページのHTML(Webページを作るための言語)の中から、表(<table>
タグ)やリスト(<ul>
、<ol>
タグなど)のデータをスプレッドシートに自動で取り込んでくれる魔法のような関数です。
どうやって使うの? 3ステップで簡単!
使い方はとっても簡単。たったの3ステップです。
情報が欲しいWebページを開く: まずは、情報を取り込みたいWebページのURLをコピーしておきましょう。
スプレッドシートに呪文を唱える(関数を入力): スプレッドシートのセルに、以下の「呪文」を入力します。
=IMPORTHTML("WebページのURL", "table"または"list", 何番目か)
- “WebページのURL”: コピーしたURLをペーストします。(ダブルクォーテーション
"
で囲むのを忘れずに!) - “table”または”list”:
- 表を取り込みたい場合は
"table"
と入力。 - リストを取り込みたい場合は
"list"
と入力。(こちらもダブルクォーテーションで囲みます)
- 表を取り込みたい場合は
- 何番目か:
- Webページに表やリストが複数ある場合、上から何番目のものを取り込みたいかを数字で指定します。(1番目なら
1
、2番目なら2
と入力) - もしWebページに表やリストが1つしかない場合は、
1
を指定すればOKです。
- Webページに表やリストが複数ある場合、上から何番目のものを取り込みたいかを数字で指定します。(1番目なら
例:Wikipediaの「日本の都道府県」ページの最初の表を取り込む場合
=IMPORTHTML("https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%81%AE%E9%83%BD%E9%81%93%E5%BA%9C%E7%9C%8C", "table", 1)
- “WebページのURL”: コピーしたURLをペーストします。(ダブルクォーテーション
データが取り込まれるのを待つ: 関数を入力すると、スプレッドシートにWebページのデータが自動で表示されます!
ここがすごい!IMPORTHTML
関数のメリット
- コピペ不要! 手作業でのデータ入力から解放されます。
- 自動更新! Webページの情報が更新されると、スプレッドシートのデータも自動で更新されます(※)。
- 様々なWebサイトに対応! Wikipediaのような情報サイト、ニュースサイト、株価情報サイトなど、多くのWebサイトで利用できます(※)。
(※)Webサイトの構造によっては、データがうまく取り込めない場合や、自動更新されない場合があります。また、Webサイトによっては、データの自動取得を禁止している場合があるので、利用規約をよく確認しましょう。
ちょっと注意!使う前に知っておきたいこと
- Webサイトの構造が変わると…? Webサイトのデザインや構成が変更されると、データが正しく取り込めなくなることがあります。その場合は、関数の「何番目か」の数字を調整したり、場合によっては関数を修正する必要があります。
- すべてのWebサイトで使えるわけではない JavaScriptという技術を多用しているWebサイトや、ログインが必要なWebサイトからは、データを取得できないことがあります。
- Webサイトの利用規約を守りましょう Webサイトによっては、データの自動取得を禁止している場合があります。利用規約をよく確認し、ルールを守って使いましょう。
まとめ:IMPORTHTML
関数で業務効率アップ!
IMPORTHTML
関数は、Web上の情報をスプレッドシートで活用するための強力な味方です。面倒な作業を自動化し、データ分析やレポート作成など、より重要な業務に集中できるようになります。ぜひ、この便利な関数を活用して、日々の業務をスマートに進めてみてください!
【コラムをご覧いただいた方へ】
もし、IMPORTHTML
関数の使い方について、さらに詳しい説明が必要な場合や、「このWebサイトからデータを取り込めるか試してほしい」といったご要望がありましたら、お気軽にご相談ください。